サービス提供者様の今回のシステム開発への想い
当社のミッションである「全ての人の待ち時間ストレスを軽減させる」を実現するためのサービスを展開しています。
大多数の方は待つのが好きではないでしょう。想定以上に長時間待たされた、予約していても待たされた、といったことはよくあります。一方、待たせている側にも「待たせてしまっている」「近隣に迷惑がかかる」といったストレスが発生しています。さらに最近のコロナ禍では3密を避ける行動が求められることから、待ち時間に対するストレスは高まっています。このような「待ち時間ストレス」を解消するために、順番待ち対策サービス「matoca 」と、呼出通知サービス「yoboca」を提供しています。「matoca」では、行列に並ばずとも順番待ちができ、案内準備が整った際にLINE へ通知が届きます。「yoboca」では、購入から引き渡しまでに待ち時間が発生する場合など、準備が整った際にLINE へ通知が届きます。両方とも呼び出されるまではカフェで休憩したり、用事を済ませたり、自由に過ごせますのでストレスは軽減されるでしょう。世の中にはいくつもの「待ち時間」があり、それだけ「待ち時間ストレス」も発生しています。今後もLINEを活用して「待ち時間ストレス」の軽減を進めていきます。
LINEとの連携
新しいアプリをインストールする障壁をLINEで手軽に
「matoca」と「yoboca」では、LINEミニアプリを利用しています。利用している理由はLINEアプリのアクティブ利用率が高い、性別・年代に関係なく多くの人に利用されていることが一番の理由です。スマホアプリでのサービス提供も検討しました。スマホアプリは開発の自由度が高く開発者として魅力的ですが、利用するユーザー視点では新しいアプリをインストールするに至るハードルが高くなります。ただでさえインストール障壁が高いのに、外出先で順番待ちのためだけに新しくアプリをインストールされるかは疑問です。それよりも、インストールされている割合が高いLINEアプリ上で動き、手軽にその場でさっと利用できるサービスであることが重要だと考えています。
登録してもらうコストが減り、導入企業の友達獲得に大きく貢献
LINEミニアプリを利用したことで、導入企業様での友だち獲得に大きく貢献できています。LINEミニアプリでは初回利用時にデフォルトで友だち追加されるため、来店してサービスを利用してもらうだけで、友だちを獲得できます。クーポンなどの特典を付けて友だち登録してもらうのに比べ獲得コストが抑えられているという評価をいただいています。また、「matoca」の前身である「LINEで順番待ち」では、呼出時の通知メッセージとしてLINE Messaging API のPUSHメッセージを送信していました。LINEミニアプリへ移行したことで、Service Messageの呼出用テンプレートが利用できるようになり、PUSHメッセージ送信コストがかからなくなったというメリットもあります。
獲得したデータは店舗オペレーションの改善に役立てる
サービス利用組数や入店まで至らなかった離脱者数、入店までの待ち時間などの情報を導入企業様に提供しており、店舗オペレーションの改善などに役立てていただいています。今後は利用者のサービス利用状況データを活用し、リピーターへの顧客ロイヤルティ向上を支援する機能を提供する予定です。