LINEミニアプリ
LINEミニアプリは LIFF(LINE Front-end Framework)上で実行される、LINEヤフーが提供するウェブアプリケーションのプラットフォームです。このプラットフォームで動作するウェブアプリケーションを、LINEミニアプリまたはLIFFアプリと呼びます。
どちらもLINEアプリに実装されたLIFFブラウザ上で動作するウェブアプリケーションです。ウェブアプリケーションに、LINEヤフーが提供するLIFF SDKを組み込むと、LINEミニアプリまたはLIFFアプリとして動作するようになります。
LINEミニアプリおよびLIFFアプリでは、一般に使用されているウェブアプリ開発技術を利用できるので、既存の様々なサービスと組み合わせることで、素早く新しいサービスを提供できます。
2024年2月より、ユーザー端末のホーム画面にLINEミニアプリへのショートカットを追加できるようになりました。会員証やモバイルオーダーなど、ユーザーの利用頻度の高いサービスでこの機能を活用することで、ユーザー体験を向上させることができます。詳しくは、『LINEミニアプリドキュメント』の「ユーザー端末のホーム画面にLINEミニアプリへのショートカットを追加する」を参照してください。
LINEミニアプリの場合は、LINEヤフーによる審査および認定が必要です。
目次
LINEミニアプリの機能
LINEミニアプリには導入したらすぐに利用できるビルトイン機能があります。
アクションボタン
LINEミニアプリのすべてのページに表示されるヘッダーのアクションボタンで、シェア、ホーム画面に追加、ページの最小化、詳細表示、更新、権限設定が可能です。権限設定画面ではカメラやマイクへのアクセス権を確認・変更できます。
チャネル同意画面
チャネル同意画面は、初めてLINEミニアプリを利用する際に表示され、デフォルトで以下の権限を要求します。
・ユーザーにプロフィール情報の取得する権限
・トークへのメッセージ送信する権限
また、さらに充実したユーザー体験を提供するために、以下のカスタム機能を追加することができるようになっています。
サービスメッセージ
ユーザーに対してタイムリーで関連性の高い情報を提供するためのメッセージ配信機能です。これにより、企業はユーザーに個別の通知やアラート、リマインダーを自動的に送信でき、顧客とのエンゲージメントを高めることができます。
利用シナリオ
・予約確認・リマインダー
ユーザーがレストランやサロンの予約をした際、予約確認のメッセージや、予約日が近づいた時のリマインダーを自動で送信します。これにより、ユーザーは予約を忘れずに済み、企業は予約のキャンセル率を低減できます。
決済システムの利用
ユーザーがアプリ内でシームレスに支払いを完了できる機能です。これにより、ユーザーはLINEミニアプリ内で商品やサービスを簡単に購入でき、企業はよりスムーズな購買体験を提供することができます。
ホーム画面へショートカットを追加
ユーザー端末のホーム画面にLINEミニアプリへのショートカットを追加することができます。これによりネイティブアプリと同様にホーム画面からサービス画面を起動することができるようになります。
インバウンド機能の追加
LINEアプリのダウンロード不要でLINEミニアプリのサービスが利用できます。
詳しくは「インバウンドDX」を参照
その他にも以下のような機能があります。
LINEミニアプリで実現できるサービス
LINEミニアプリで実現できるサービスを紹介します。
お使いのスマートフォンでLINEを起動し、以下のQRコードを読み込むとデモを見ることもできます。
デモアプリでは、皆さまのLINEアカウントの「プロフィール情報(表示名、プロフィール画像のURL、ユーザーID)」を取得しますが、この情報はサーバーには保存されません。
上記をご理解のうえ、ご利用ください。
会員証+キャンペーン
ユーザーのLINEアプリに紐づいた一意の会員証を発行することができます。
本デモでは、レストラン予約やホーム画面へのショートカット追加、シェアターゲットピッカーを利用したシェアを行うことで、スタンプが貯まるようになっています。
会員証の事例はこちら
会員証の活用イメージはこちら
モバイルオーダー
商品選択〜決済までLINEで行うことができます。
これにより待ち時間なく商品を選択・受け取りを実現することができます。
モバイルオーダーの事例はこちら
- 「5秒で会員登録、20秒で注文完了」の実現にLINEミニアプリを導入。モバイルオーダーシステム「CX ORDER」の開発事例
- LINE公式アカウントを活用したオーダーシステムを気軽に導入。顧客満足度を上げる飲食店DXはオーダーシステムから!BASE.S PLATFORM #1095 APPs with LINE
- FooPassを使って、フードコートでも”座ってのんびり”LINEから簡単注文
モバイルオーダーの活用イメージはこちら
飲食店・美容院予約
飲食店・美容院などの予約をすることができます。
地区の指定〜空き時間の確認などすることが可能です。
本デモではカスタム機能である「サービスメッセージ」も活用し、リマインダーの仕様も確認することができます。
予約の活用イメージはこちら
スマホレジ
スマホがバーコードスキャナーになります。
PC上でも、店舗内でもスマホでスキャンして商品選択〜決済まで行うことができます。
スマホレジの活用イメージはこちら
名刺
入力した情報をもとに名刺を作成することができます。
LINEミニアプリと連携させると便利なLINE API
実用シナリオでは、主にLINEミニアプリとMessaging APIを組み合わせた様々なシチュエーションのシナリととデモを用意しています。
Messaging API
例えば、LINEミニアプリとMessaging APIを組み合わせた場合、以下の機能を追加することができます。
プッシュ通知 | LINEミニアプリ単体では、ミニアプリを開かない限り情報を受け取ることはできませんが、Messaging APIと連携することで、プッシュ通知を使用して、ユーザーにリアルタイムで重要な情報を送信できます。 |
自動応答機能 | Messaging APIと連携することで、LINE公式アカウントでメッセージのやり取りをすることができ、アプリ独自のチャット機能を作成する必要がなくなります。また、AIを利用した自動応答機能を作成することでカスタマーサポートを向上させることができます。 |
プッシュ通知 | LINEミニアプリ単体では、ミニアプリを開かない限り情報を受け取ることはできませんが、Messaging APIと連携することで、プッシュ通知を使用して、ユーザーにリアルタイムで重要な情報を送信できます。 |
自動応答機能 | Messaging APIと連携することで、LINE公式アカウントでメッセージのやり取りをすることができ、アプリ独自のチャット機能を作成する必要がなくなります。また、AIを利用した自動応答機能を作成することでカスタマーサポートを向上させることができます。 |
LINEミニアプリのリリースまでのプロセス
よくある質問
LINEミニアプリのAPIの仕組みを教えてください。
ユーザー認証LINEミニアプリおよびLIFFを初期化するタイミングで、LINEプラットフォームとエンドユーザーの間で、ユーザー認証が行われます。
ユーザー認証が完了すると、サービスはアクセストークンを取得できます。アクセストークンを利用して、ユーザーを識別してください。ウェブアプリとして動作LIFFの初期化およびユーザー認証終了後は、ウェブアプリとしての動作が始まります。エンドユーザーに直接UIを表示し、エンドユーザーからのリクエストを処理してください。サービスメッセージ送信LINEミニアプリでサービスメッセージを送信するときは、サービスメッセージを送信するAPIを利用します。
APIが成功すると、LINEプラットフォームから、エンドユーザーのLINEミニアプリ お知らせトークルームにメッセージが送信されます。LIFFとLINEミニアプリの違いは?
LINEミニアプリ LIFFアプリ LINEヤフーによる審査
および認定LINEヤフーによる審査および認定が必要です。審査に通過すると、LINEアプリの[ホーム]タブや、LINEアプリが提供する検索機能に、LINEミニアプリが表示されるようになります。 LINEヤフーによる審査および認定は必要ありません。いつでもリリースできます。 LINEミニアプリ
お知らせトーク
ルームすべてのLINEミニアプリが共通で利用できるLINEミニアプリ お知らせトークルームを使用できます。 使用できません。 LINE
ミニアプリLIFFアプリ LINEヤフーによる審査および認定 LINEヤフーによる審査および認定が必要です。審査に通過すると、LINEアプリの[ホーム]タブや、LINEアプリが提供する検索機能に、LINEミニアプリが表示されるようになります。 LINEヤフーによる審査および認定は必要ありません。いつでもリリースできます。 LINEミニアプリお知らせトークルーム すべてのLINEミニアプリが共通で利用できるLINEミニアプリ お知らせトークルームを使用できます。 使用できません。 LINEミニアプリの技術について教えてください。
LINEミニアプリは LIFF(LINE Front-end Framework)上で実行されています。
LIFF上で実行されるアプリケーションのことを、LINEミニアプリまたはLIFFアプリと呼びます。
ウェブアプリケーションに、LINEヤフーが提供するLIFF SDKを組み込むと、LINEミニアプリまたはLIFFアプリとして動作するようになります。
LINEミニアプリおよびLIFFアプリでは、一般に使用されているウェブアプリ開発技術を利用できるので、既存の様々なサービスと組み合わせることで、素早く新しいサービスを提供できます。LINEミニアプリに追加で機能開発をするにはどうすれば良いですか?
LINEミニアプリの導入には、「自社開発(個別開発)」・「テクノロジーパートナーを活用」・「開発会社が提供するパッケージを利用」などの方法があります。
自社開発(個別開発)の場合LINEミニアプリは、HTML/CSS/Javascriptで構築することができます。
テクノロジーパートナーを活用する場合
また、HTML5のほとんどの仕様が使用でき、現在位置を取得するGeolocation APIやGoogle MAP APIなど、HTML5と互換性のあるAPIも使用可能です。Technology partnerとは、LINEの個人・法人向けアカウントサービスの導入において技術支援を行うパートナーです。
パッケージ利用の場合
認定パートナー各社では、LINEミニアプリ開発・審査について個別に相談したり、開発のサポートを受けることができます。「パッケージ」は、デジタル会員証やモバイルオーダー(店内注文・店外注文)、順番待ちといった一般的な機能について開発済みの機能一式を導入する方法です。なお、パッケージの内容は、開発会社が提供するサービスによって異なります。
詳しくは「LINEミニアプリ認定パッケージ一覧」を参照してください。LINEミニアプリの利用料金はいくらですか?
LINEミニアプリの利用は無料です。