LINE API Use Case
LINE API Use Case

LINEミニアプリで参加者個別のニーズに合わせた移動を実現。温泉街のある地域全体のワーケーションでの移動を助けるMaaSアプリ「温泉MaaS」の開発事例

システムの解説

Microsoft Azureを採用し、LINEを使ったアプリを気軽で安価に実装

クラウドインフラはMicrosoft Azureを採用しています。Azure Static Web AppsとCosmos DBを組み合わせることで、LINEを使ったアプリ(LIFFアプリ)を気軽に安価に作ることができたためです。採用技術は以下の通りです。


  • js: フロントエンドのフレームワーク (Vue3.x)
  • Vite: フロントエンドアプリケーションのビルド
  • TypeScript: プロジェクト全体のプログラミング言語として利用
  • LIFF(LINE Front-end Framework): LINE の ログインや Messaging API を利用
  • Azure Functions: バックエンド API 実行基盤
  • Azure Cosmos DB: バックエンドのデータストア

クラウドインフラのランニングコスト

利用者数が少ない場合や、実証実験的に試す場合であればAzure Static Web AppsとCosmos DBを無償の範囲で利用できます。また、ログインやメッセージ送受信はLINE APIを利用することで新たに仕組みを作る必要がなく、そのためのクラウドインフラが不要となるため開発や運用のコストを抑えることが可能です。

インフラを支える運用ツールは何を使用しているのか?

  • GitHub Actions: CI/CD 実行環境
  • GitHub Codespaces: クラウド上の開発環境
  • Azure Application Insights: アプリケーションのモニタリング

地域内の利便性の高い交通手段を実現するために機能を順次追加を目指す

現在、千曲市ワーケーションではタクシー配車予約だけでなく、レンタサイクルの貸し出し機能、路線バスの時刻表検索機能を提供しています。今後、地域内の交通手段を使いやすくするための機能を順次追加していきます。取り組んでいる内容は、順次情報公開していきたいと考えています。

これからサービスを開発される方に一言

ワーケーションに限らず、地域の公共交通を維持していくためにも利用しやすい仕組みを考えていく必要がありますが、一方でいかに多くの方に仕組みを使っていただくかも重要です。そのためにもアクティブユーザー数の多いLINEを活用することは、その近道になるのではないかと思います。

お問い合わせ先

Microsoft Azureを活用した他ユーザー導入事例やMaaSに関連する実用シナリオ