LINE API Use Case
LINE API Use Case

高齢化率44%の町で取り組む地方DXをLINEミニアプリで実現。―富山県朝日町の移動&健康活性化デジタル町おこし施策「ポHUNT」

システムの解説

機能と保守の充実性からAWSを利用

ポHUNTの実装に関しては、エボラニ株式会社のサービスであるanybotを採用しました。サービスインフラは主に以下2点の理由からAWS(Amazon Web Services) EC2を中心に利用しています。

  • 機能の充実性

    サービスにコア機能(データベース、メールやSMSなどの通知機能、ストレージ)を追加する際、スムーズに連携を行えるため

  • インフラ保守の利便性

    クラウドを利用することで、保守の面でも容易に自動化することができ、管理しやすい

クラウドインフラのランニングコスト

従来のオンプレミスでのインフラ管理の場合、設備費や設置場所等、様々な管理コストが発生しますが、クラウドインフラ(AWS)では、クラウド管理かつ使用した分だけコストが発生する従量課金制になるため、インフラのランニングコストが大幅に削減できます。また、サービス規模やサービスのスケールに合わせて、容易にインフラの増強等、瞬時に対応できるため、ランニングコストもある程度、コントロールすることが可能です。

インフラを支える運用ツールは何を使用しているのか?

CloudWatch(モニタリング) / Zabbix(モニタリング)

自治体のLINE公式アカウントと連動させ、町全体の活性化を目指す

町づくりのための町民向け調査の配信もポHUNT上で行った結果、多くの回答が集まり町づくり基盤としての効果も検証できたため、ポHUNTのポイント機能を起点とした自治体DX推進を行う予定です。自治体のLINE公式アカウントと連動させ定常的な施策として展開し、商業・健康領域だけでなく幅広い領域に活用することで、町全体の活性化を目指します。また、今回の事例での知見をもとに他自治体や企業マーケティング施策への応用も検討しています。

これからサービスを開発される方に一言

OSやバージョンごとの開発が不要で、初期開発・運用負荷が低い点はメリットだと感じました。また、博報堂はシステム開発ではなくサービス開発が主となる役割のため、どうしたら使ってもらえるサービスになるか、限りある予算のなかでどうサービス維持していくかを重視して設計をしています。そういった視点を重視する企業・団体にとって、幅広い年齢に使われている点やアカウント自体の運用費が無償である点は魅力的だと思います。

利用しているAPIのリンク

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