LINE API Use Case

シェアターゲットピッカー

LINEではメッセージをより効果的に共有するAPI「シェアターゲットピッカー」を用意しています。
このAPIを使うことで、LINE上で独自のメッセージを作成し、選択した友だちやグループに直接送ることができ、画像やテキスト、リンクなどを組み合わせたリッチなコンテンツを簡単に作成し、共有することが可能になります。
これにより、情報の伝達がより鮮明で、インパクトのあるものになります。また、共有する際には、特定の友だちやグループを簡単に選択できるため、情報を届けたい相手に直接、迅速にコンテンツを送ることができます。この機能を活用することで、特にソーシャルな要素を持つサービス機能において、ユーザー同士の相互作用や幅広いシーンでのコミュニケーションを促進することができます。

※シェアターゲットピッカーはLIFF/LINEミニアプリ上で動いているため、利用の際には最初にLIFF/LINEミニアプリの実装が必要になります。

シェアターゲットピッカーを導入するメリット

送信先を選択して送りたい人にメッセージを送信

  1. 送信先を複数または1人に絞ってメッセージを送ることができます。これによりパーソナライズされたコミュニケーションを実現し、よりターゲットにあったメッセージを送ることができます。通常の場合は送信人数を制限することはできませんが、シェアターゲットピッカーを使うことで送信対象を友だち1人に限定して送信することが可能になります。

リッチなデザインでターゲットに合わせた効果的なメッセージを共有

  1. テキストメッセージだけでは実現できないリッチなメッセージ表現を行いたい場合において活用が期待できます。画像やリンクを活用したメッセージは、ユーザーの注目を引きやすく、アクセス数の増加に繋がります。特にビジュアルが重要なプロモーションや告知に効果的です。

シェアターゲットピッカーの活用イメージ

チケット・利用券の分配

シェアターゲットピッカーを使用することで、ユーザーはLINE上で簡単に友だちを選んで、チケットや特典をシェアすることができます。この機能によって、ユーザーは友だちと特別な体験を共有することができ、企業は顧客エンゲージメントの向上や新規顧客の獲得を図ることが可能になります。
※ 送信可能人数を制限するには、実装の際にoptions.isMurtipleを設定することで実現できます。

チケットのシェア:
コンサートのペアチケットを持っていて、特定の友人と共に行きたい場合、シェアターゲットピッカーを使うことでその友人を簡単に選んでチケットを送ることができます。これにより、特別な人との体験を共有することができ、誤って他の人にチケットを送ってしまうリスクを防ぐことができます。

受け取り代行:
オンラインで商品を購入したものの、受け取りに行けない場合を想像してください。シェアターゲットピッカーを使用すると、信頼できる友人を選んで、その商品の受け取りを代行してもらうことができます。友人は店頭で代行確認画面を見せることで、商品を受け取ることができます。

利用権の分配:
映画館の回数券を持っているものの、期限内にすべて使いきれない状況を考えてみましょう。シェアターゲットピッカーを利用すると、友人を一人選んで、残りの回数券を送ることができます。これにより、友人は映画を楽しむことができ、回数券を無駄にしないで済みます。さらに、友人がその映画館を初めて利用する場合、新規顧客の獲得につながる可能性もあります。

限定クーポン発行機能

シェアターゲットピッカーを導入することで、ユーザーはLINE上で簡単に送信先を選択し、友だちにクーポンをシェアすることが可能になります。特別なボーナスや追加報酬を用意することで、企業はユーザーエンゲージメントを高め、サービスの普及を図ることができます。

プレミアムクーポン:
例えば、あなたがお気に入りのレストランで使用できる特別な50%割引クーポンを持っているとします。この機能を使うと、あなたは親しい友人の中から特定の人を選んで、このプレミアムクーポンを送ることができます。このような高い割引率や特典は、友人への贈り物としても最適です。

人数限定シェアクーポン:
あるファッションブランドが新しいコレクションの発売を記念して、最初の100人の顧客にのみ使える特別クーポンを提供する場合を考えてみましょう。ユーザーはこの限定クーポンを友だちにシェアすることができますが、シェアできる回数には制限があります。これにより、クーポンの特別感が保たれ、効果的なプロモーションが可能となります。

紹介クーポン:
例として、美容サロンが新しいスタイリストの紹介を促進するために、特別な割引クーポンを提供するケースを想像してみましょう。このクーポンは、既存の顧客が友人に送ることができ、友人がそのスタイリストを指名する際に使用できます。クーポンの発行枚数を限定することで、新しいスタイリストの指名を特別な機会に変え、同時に顧客とスタイリストの関係を強化します。

フレンド登録機能

シェアターゲットピッカーを使ってフレンド追加コードを送信することで、自分が選んだ任意の友だちと情報を共有し合うことができ、サービス上でLINEの友だちと繋がることができます。ユーザーは友だちとの情報交換がスムーズになり、LINE上でのつながりを強化することができ、サービスの使用体験がより豊かなものになります。

共有したい情報の選択:
旅行の計画をしており、それについて親しい友人と意見を交換したい場合、シェアターゲットピッカーを使って、特定の友人を選んでフレンド招待を送ることができます。この友人がフレンド登録をすると、あなたたちはLINE上で旅行計画に関する情報を手軽に共有し合うことができます。

特別なイベントの招待:
プライベートなイベントを開く予定で、限られた数の友人を招待したい場合。シェアターゲットピッカーを使用して、選んだ友人たちにイベントの招待状を送ることができます。招待を受けた友人がフレンド登録をすることで、イベントの詳細や準備について直接コミュニケーションを取ることができます。

導入事例

事例1: アサヒビール株式会社「SHARE SUPER DRY」

LINE公式アカウント「SHARE SUPER DRY」では、LINEを通じて気軽なメッセージと共にビールを1本から送ることができ、受け取りは好きな時間にコンビニで行うことができます。
ビールという商材の特性上、ユーザーはその人と一緒に乾杯したいという気持ちが高まる瞬間にサービスを利用しています。特に「クリスマス」「年末年始」「バレンタインデー」などのイベント時には利用が増加する傾向があります。送りたい相手を選ぶ際には、LINE APIであるシェアターゲットピッカーを活用し、引換券を添えて画像つきメッセージを送ることができます。

事例2: Jリーグ「誘い誘われキャンペーン」

Jリーグでは、初めてのスタジアム観戦のきっかけとして、既にファンである方に周囲の家族や友人を誘っていただくことが重要と考えています。そこで今回、ファン・サポーターの方がLINEを通じて気軽に友だちを誘うことができるように、「誘い誘われキャンペーン機能」を開発しました。
本機能では、ユーザーはまずLINEミニアプリ上で作成されたキャンペーンページにアクセスします。キャンペーンページでJリーグID(※無料で作成可能)を連携することで友だちを誘うことが可能となり、LINE公式アカウント上の友だちを選択すると、友だち側のトーク画面にキャンペーンバナーが配信されます。誘われた方はそのバナーからキャンペーンページにアクセスし、JリーグIDの連携状態や来場回数などの条件を満たす場合、特典を受け取ることができます。
今回、友だちへのキャンペーン招待にLINEシェアターゲットピッカーを利用しました。シェアターゲットピッカーでは、既に登録済みの友だちから簡単に送信先を指定できることに加え、複数指定可能とするか制御可能となっています。本機能では送信先を1人だけしか選択できなくすることで、特典の上限数を超える招待を防ぐ工夫をしています。

デモを見る

お手持ちのスマートフォンでデモを見ることができます。 QRコードを読み取ると、デモ用のLINE公式アカウントを友だち追加できます。 以下の「デモ画面に進む」をタップすると、デモ用のLINE公式アカウントを友だち追加できます。

※各デモアプリでは、皆さまのLINEアカウントの「プロフィール情報(表示名、ユーザーID)」、および言語設定を取得します。ユーザーIDのみ日本国内のサーバーに保存しますが、保存したデータは毎日削除されます。
上記をご理解のうえ、ご利用ください。
※端末のOSを最新にしてお試しください。

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キャンペーン (友だちへの共有施策)
LINE公式アカウント:LINE Use Case-SR
QRコードを利用したスマホレジ機能の動作イメージ デモ画面に進む

APIの仕組み

  1. ① エンドユーザーが送信したメッセージは、LINEプラットフォームに届きます。
  2. ② LINEプラットフォームから、ボットサーバーのWebhook URLにメッセージ(Webhookイベント)が送信されます。
  3. ③ Webhookイベントに応じて、LINEプラットフォームに用意されているREST APIを利用して、ボットサーバーからエンドユーザーにメッセージを送信します。

シェアターゲットピッカーを導入するには?

シェアターゲットピッカーはLIFF/LINEミニアプリ上で動いているため、利用の際には最初にLIFF/LINEミニアプリの実装が必要になります。 LIFF/LINEミニアプリを導入されている方は、以下を参考にシェアターゲットピッカーの導入をしてください。

ドキュメントおよびAPIリファレンス(LINE Developers)