LINE API Use Case
LINE API Use Case

無人販売とは?LINE公式アカウントを活用したウォークスルー型無人店舗事例

システムの解説

無人店舗にはお客様がレジなしで快適にお買い物をしていただくために店舗内にてAI技術・IoT機器(AIカメラ・店内サーバー・センサー各種・セキュリティゲート等)を活用しています。また、グローバル展開が進むにつれて、信頼性の高いクラウドサービスを採用する必要がありました。特に日本においては、データの保管場所を国内に限定するなどの要件が存在するため、これらのニーズを広く満たしているのがMicrosoft Azureでした。Microsoft Azureでは主に従業員による商品登録やお問い合わせ対応、各種店舗内の情報管理等で活用をしております。AI技術・IoT機器を軸とした店舗設計にすることで、ユーザーからはフロントであるLINEで入店するだけで購入に至るまでのプロセスを意識することなく、自由に購入体験を実現することができるようになっております。

今後どうしていきたいか?

ご利用いただいているユーザーの方から、「従業員に余分な負担をかけずに、夜間も売店営業をスムーズに実現できた」、「この新たなシステムによって、効率的な運営が可能になり、お客様にも柔軟な利用時間を提供できるようになっている。また、無人店舗の利用によるユーザーからの反響も非常に高く、サービスの評価が向上しました。」と言うお声をいただきました。一方で、今後取り組みたい点は、決済手段の拡充です。より多くのユーザーに利用していただくために、さまざまな決済手段を導入し、お客様にとって便利な支払い方法を提供することを考えています。この取り組みにより、さらなる利便性の向上と顧客満足度の向上を目指しています。また、当社の今後の展望として、以下の点を重点的に取り組んでいきたいと考えています。まず、LINEミニアプリを利用した無人店舗をより広く普及させていくことです。無人店舗の利便性や効率性を多くの方に体験していただくために、新たな店舗展開や宣伝活動を通じて展開を拡大していきます。さらに、無人店舗の入店認証や決済だけでなく、さまざまな店舗運用機能をLINEミニアプリを通じて提供していく計画です。店舗マーケティングやユーザーサポートなど、店舗運営に関わる機能を充実させ、お客様の利便性を向上させるとともに、より一層の価値を提供していきます。さらに、LINE IDを活用して、無人店舗アプリだけでなく、お客様の他のサービスとも連携させていく方針です。お客様の利便性を向上させるだけでなく、ユーザー獲得の効率化やデータ分析の精度向上にも寄与し、より深い洞察を得ながらサービスの向上を図っていきます。

LINEのAPIに対する要望

位置情報の取得が可能になると、店舗の自動識別など、多彩な機能を展開しやすくなると思いました。また、LINE PayやPayPayとのワンクリック紐づけによって、買い物関連のアプリにおいても、利用ハードルが低くなります。これにより、ユーザーの利便性が向上し、よりスムーズなサービス体験が提供できるようになると考えております。

これからサービスを開発される方に一言

サービスのDX化はこれから企業の存続に必須になってくる時代の中、ネイティブアプリ開発のOS対応や、審査に苦労することよりは、まずLIFFアプリの仕組みで、LINEという巨大プラットフォームの力を借り、圧倒的なユーザー数を活用し、ライトに、スピーディサービスを始めましょう。

利用しているAPIのリンク

Microsoft Azureを活用した他ユーザー導入事例