LINE API Use Case
LINE API Use Case

「ゑびや大食堂」における顧客データ可視化とオンラインでの収益獲得に向けた事例 | 飲食店でオフラインからオンラインへのつながりへ!?

システムの解説

インフラは何を選んだのか。選定理由

セルフオーダーのアプリケーションは、POS+ self orderのサービスを採用しています。このサービスではユーザがアプリケーションにアクセスした時にLINE公式アカウントの友だち追加を促す画面を表示します。これによりLINE公式アカウントの友だち追加の数を一気に伸ばすことができました。また、その裏側ではLogic Appによる定期実行でFunctionをコールしており、このFunctionでは統計データ取得のためのLINE APIが実行されます。取得した統計データはAzure SQL Databaseに格納され、その後、これらのデータはPower BIに連携されます。そして、Power BIを用いて作成したダッシュボードをTOCHI POINT BIに埋め込み、情報の可視化と分析を容易にしています。

Python未経験者がChatGPTを活用してプロジェクトを開発

分析とBIを専門とする担当者だけでこのプロジェクトを推進しました。これまでPythonのコードを書く機会はほとんど無かったのですが、ChatGPTの導入により、会話形式の問い合わせからLINE APIを用いて統計データを取得し、それをデータベースに格納するまでの一連のプロセスを自身で遂行することが可能となりました。AIから提供されたコードの約80%を直接使用することができ、これは私たちにとって大きな支援となりました。もちろん、デプロイ前にはコードのダブルチェックを実施し、専門のエンジニアによる確認も行いました。ChatGPTの存在がなければ、このような成果は得られなかったかもしれません。時間の面でも、ChatGPTの活用は最大の成果をもたらしました。

インフラでMicrosoft Cloudを選んだ理由

アプリケーションを動かすクラウドプラットフォームとしてだけではなく、データの蓄積、BIサービスに至るまで、幅広い機能が備わったオールインワンのソリューションのため、Microsoft Cloudを選択しました。

LINEのAPIに対する要望

現在提供されているLINE APIで統計データを取得する際、過去の情報や特定の期間を指定してデータを取得する機能がないため、日毎のユーザーデータを取得できるように、また属性と同じようにリッチメニューのクリック数を取得できるようになると良いと思いました。

利用しているAPIのリンク

Microsoft Azureを活用した他技術事例