LINEを活用した多店舗の独自クーポンイベントができるアプリ開発
「ザ・クーポン」は、LINE公式アカウントのクーポン機能では実現が難しい中規模〜大規模の独自のクーポンイベントを開催することができるLIFFアプリになっています。1つのLINE公式アカウントで複数のお店のクーポンを運用することができ、利用者は自身の地域や興味に合わせてクーポンを検索・利用することができます。これにより、事業者は新規顧客の獲得や既存顧客のリピートを促進し、ザ・クーポンを導入したLINE公式アカウント利用者は、お得な価格で商品やサービスを利用することができるようになります。
LINEとの連携
幅広い世代が手軽に利用できるLINEを活用
「ザ・クーポン」は、幅広い年齢層の方々に手軽にサービスを利用していただきたいという思いから、LINE APIを活用してサービスを開発しています。近年、デジタルの普及が進み、LINEは月間アクティブユーザーが9,500万人(※LINE社調べ 2023年3月末時点)という高い利用率と幅広い年齢層に利用されています。そのため、地方自治体も運用しているLINE公式アカウントにザ・クーポンを導入される事例が増えており、ご活用していただいております。
静岡県を中心に広がる割引クーポン事業で地域復興に貢献
サービスリリース後、牧之原市をはじめとする静岡県内の自治体からご連絡をいただき、地域振興の一環として積極的にご利用いただいています。さらに、川根本町や焼津市などでも当サービスを活用していただいています。割引クーポン事業は飲食業に限らず、宿泊施設、日帰り温泉、小売業、サービス業など、地域に根ざしたさまざまな業種の店舗が参加しています。現在は主に静岡県を中心に展開していますが、他の地方自治体でも活用が見込まれており、全国的な展開を目指しています。地域の活性化に貢献するため、引き続きサービスの拡充と利用者の満足度向上に努めてまいります。
「ザ・クーポン」を支えるシステム構成
「ザ・クーポン」は、
- Nuxt3(LIFF × TypeScript)
- Vercel
- Firebase(Authentication、Firestore、Firestorage、Functions)
アプリのフロントエンドはNuxt3を活用。アプリのバックエンドはFirebaseで完結させてコスト削減させようと考えたのですが、今回は運用を簡略化するためにVercelを利用しました。Vercelを利用することでGithubと連携、且つ本来であれば環境構築のための設定や準備が必要なところ、Zero-Configのサービスを使うことで細かい設定なしですぐにサイトをデプロイすることができました。