メールマーケティングの限界と新たな顧客接点への挑戦
昨今は個人利用においてはメールというチャネルがあまり活用されなくなり、メール配信では開封率が上がらない、開封してもその後のアクションにつながらないといった時代です。従来のメールだけのマーケティングや顧客フォローでは十分なリーチができず、顧客満足度を高めるアクションが難しいといった課題に悩んでいるという話もよく耳にされるのではないでしょうか。また、メール、電話、対面以外の新しい顧客接点を作りたいといった新しい顧客チャネルの創設や、オムニチャネル化を進めたいといったニーズも多く耳にするようになりました。
また、顧客シェア拡大においては顧客生涯価値の向上が重要ですが、その基盤となるのは顧客それぞれの志向の把握や行動分析などのデータであり、CRMの活用が新規顧客獲得だけではなく、顧客生涯価値向上のためのカスタマーサクセス活動においても重要性が高まっています。
しかし、CRM基盤を導入しても、顧客との接点がメールや電話が主のツールとなるためB2Cの領域においてはその強みを十分に発揮できないといった課題も珍しくありません。
LINEとの連携
LINE APIとSalesforce連携による顧客エンゲージメントの革新
「PHONE APPLI LINER」は、国内利用者数が9,500万人以上(2023年3月時点)で今や国内の「生活インフラ」として定着しているLINE APIを利用することで、広く顧客とのエンゲージメントや顧客生涯価値を高めることができると考え、LINE APIを採用いたしました。また、バックエンドで世界最大級のシェアを誇るCRMのSalesforceと連携することで、個客それぞれにマッチした情報を今や国民1人当たり2台以上の契約数となっている携帯電話に送付可能なSMSを新たな顧客とのタッチポイントとして提供する仕組みとすることで、One to Oneコミュケーションを実現し、こうした課題を解決します。
B2Cマーケティング領域で存在感を示す製品をリリース
本製品により、マーケティングにおいてLINEを使った双方向の機能実現します。その結果、機能や価格の面においてもSalesforce市場のB2Cという領域の中で、リリース以降100社を越える多くのお客様に選んでいただき、存在感を示しております。
B2Cから公共・教育分野への拡大と価値提供
LINEとSalesforceの情報を組み合わせ、利用することで、より効果的に顧客の属性情報に基づいた配信や、十分なセグメント配信ができるようになりました。また、本システムは公共部門でもすでにいくつかの地方自治体において、新たな住民接点の創出や双方向のコミュニケーションの実現など住民サービスの向上などに大きく貢献しております。また、学校向けのソリューションのとして入学前から卒業後まで学生をフォローする仕組みを実現した実績があります。B2Cビジネスだけでなく、公共・教育分野においても新たな付加価値を提供しております。