「のるーと」:LINEミニアプリでのサービス提供開始、利用しやすさ向上とオペレーター負担軽減を実現
「のるーと」はネクスト・モビリティ株式会社が提供するAIオンデマンドバスサービス※です。利用者はスマートフォンアプリや電話で配車をリクエストでき、エリア内の設定された乗降場所(ミーティングポイント)でバスに乗ることができます。これまで「のるーと」は自社のネイティブアプリと電話を通じて予約受付をしていましたが、特にシニア層からはネイティブアプリのダウンロードや初期登録の手間が課題として指摘されていました。これが、操作説明の時間増加や導入自治体の負担増大といった問題を生んでいました。しかし、今回のLINEミニアプリでのサービス提供開始により、これらの課題が緩和されました。新しいアプリのダウンロードや初期登録の手間が削減され、利用のしやすさが大幅に向上しました。
※AIオンデマンドバスサービスとは?。
人工知能(AI)技術を活用して運行パターンを最適化し、需要に応じてリアルタイムでバスのルートや運行スケジュールを調整する新しい形態の交通サービスです。
LINEミニアプリ導入により、利便性の高いサービスを提供
LINEミニアプリによる便利な予約手続きとスムーズな利用開始の提供
今回、LINEミニアプリとして提供することで、ネイティブアプリのダウンロード不要で、導入自治体のLINE公式アカウントやQRコードから直接アクセスできるようになりました。これにより、利用者は迅速にLINE上で配車・予約を行うことができるようになりました。さらに、初期登録に必要な電話番号の入力手続きを簡略化するために、LINE Profile+機能を活用しています。これにより、利用開始までの手続きがスムーズに行われるようになりました。離脱のきっかけとなる新たなアプリの離脱のダウンロードや初期登録を簡略化できるのが、LINEミニアプリの良いところだと思っています。
また、バスに「いつ・どこで」乗車するのかを伝える際には、簡単にシェアすることができるのもLINEならではだと思います。
https://linefukuoka.co.jp/ja/pr/news/2022/121515
https://note.com/smartcity/n/n56fbd2f80147
シニア利用にも寄与!「のるーと宇美」がLINEミニアプリ導入で利便性大幅向上
2023年2月1日から福岡県宇美町で始まった「のるーと宇美」においては、2023年7月末までの間に2,024人もの人々がLINEを通じて登録しました。配車予約方法としては、ネイティブアプリ、電話、LINEミニアプリの3つがありますが、全体の45%がLINEミニアプリを通じて予約がされていました。特に60代以上の利用者の中では、44%がLINEミニアプリを利用しており、シニア層への普及が予想通り進んでいることがわかりました。住民アンケートの結果では、LINEミニアプリを使った予約について「大変かんたん」「かんたん」と回答した人々が合計の59%を占め、一方で「むずかしい」「大変むずかしい」と回答した人々は13%にとどまりました。利用者の65%が「普段LINEを利用するから」と回答し、ネクスト・モビリティ社の調査から、LINEが人々の生活に浸透しており、利便性があるという結果がわかりました。
※調査結果: ネクスト・モビリティ社提供
Microsoft Azureを活用したインフラ構築で安定した稼働を実現。将来的なスケールアップにも対応
Microsoft Azureを使用してインフラを構築しています。Microsoft Azureはスケーラビリティと柔軟性に優れており、需要の変動に応じてインフラのスケールアップが容易です。このLINEミニアプリは複数の導入が予定されており、システムパフォーマンスを維持しながらコストも最適化できます。Microsoft Azureはセキュリティとコンプライアンスに関しても高い水準を提供しています。データの保護、アクセス制御、脅威検知などのセキュリティ機能を備えており、一般的なセキュリティ基準やコンプライアンス要件にも準拠しています。これらのメリットにより、Microsoft Azureは長期運用するシステムにおいて安定性、拡張性、柔軟性、セキュリティを確保しながら、ビジネスの要件に効果的に対応することができます。