LINE API Use Case
LINE API Use Case

AI旅行相談サービス「AVA Travel(アバトラベル)」の技術事例 | LINE公式アカウントを活用し手軽な旅行計画を実現

システムの解説

AWSとMicrosoft Azureを活用して効率的で高品質のサービスを提供

AVA TravelはAWSとMicrosoft Azureの両方を活用しています。元々、旅行データの取得やサービスの基盤としてAWSを導入しており、これによって提案する情報源が効率的に活用できる状態を作り出しています。AWSの豊富なクラウドサービスは、サーバーのスケーリングやデータの管理において非常に便利で、AVA Travelのサービス提供において欠かせない要素となっています。
もう少し詳しくご説明すると、Messaging APIのリクエストを受け取るAPIには、フルマネージドなコンテナオーケストレーションサービスであるAmazon Elastic Container Service (Amazon ECS)を使用しています。受け取ったメッセージジョブをキューに保存することで、遅延処理を可能にし、耐障害性を向上しています。キューとしてはAmazon ElastiCache(Redis)を利用しています。ユーザーとの自然な対話を実現するためにChatGPTを導入しています。ChatGPTでは主にユーザーから送られてくる自然言語の解釈(質問の意図の解析など)と回答文章の生成を行っています。このChatGPTはAzure OpenAI Serviceが提供しているものを使用しており、安定したパフォーマンスが得られているのを実感しています。回答文章の生成に必要なデータはElasticsearch / RDSに蓄積しており、検索、データの取得を最適化しています。このように、両プラットフォームの活用により、効率的なデータ処理と高度なAIテクノロジーを結びつけ、ユーザーに対する価値ある旅行体験を提供しています。

今後の展望

LINEでどのようにユーザーが使っているか傾向を分析し、AIによる提案精度を高めた上で、元々あったAVA TravelのWEBサイト上でもAI旅行相談機能を7月にリリースしました。LINE公式アカウントとWEBの両方を掛け合わせることで、よりもっと旅行の計画をしやすくなるサービスへと成長していきたいと思っています。

ユーザー導入事例関連リンク

利用しているAPIのリンク

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